生後2か月のお誕生日にワクチンデビュー!

予防接種は、病気や感染症を予防するために行います。特に乳幼児は免疫が未発達なため、ちょっとした病気でも重症化しやすいことがあります。ワクチンを接種することで免疫をつけておくことが大切です。0歳児は最も多くのワクチンを受ける時期で、1歳までに15回以上の接種が必要です。初めての接種は不安を感じることもあるかと思いますが、予約の取り方や複数のワクチンを同時に接種する(同時接種)ことなど、しっかりサポートいたします。

予防接種のポイント

・生後2ヶ月からワクチンが可能です。
・複数のワクチンを同時に接種する同時接種が可能です:予防効果や副反応は単独接種と変わりありません。
・定期接種と任意接種がありますが、どちらも大切です!
・接種間隔について:注射の生ワクチン同士は4週間以上あける必要がありますが、それ以外の組み合わせでは接種間隔の縛りはなくなりました。
・令和6年4月から5種混合ワクチンが始まりました(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ 、ヒブ)。

予防接種の種類

1.定期接種(公費負担)

指定された年齢で実施する場合、接種料金は無料です。
種類:B型肝炎、五種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風、ポリオ、ヒブ)、四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風、ポリオ)、ロタ、肺炎球菌、ヒブ、ポリオ、BCG、二種混合(ジフテリア・破傷風)、麻しん(はしか)・風しん混合、水痘(みずぼうそう)、日本脳炎、HPV(子宮頸がんワクチン)

2.任意接種(自費)

種類:おたふく(ムンプス)、季節性インフルエンザ

はじめての予防接種は『ワクチンデビュー外来』で!

当院では、生後2~3か月のお子さんが初めての予防接種を安心して受けられる「ワクチンデビュー外来」を実施しています。予防接種のスケジュール管理はもちろん、不安を少しでも減らし、安心して「ワクチンデビュー」できるようサポートいたします。保護者の方からよくいただくご質問や不安についても丁寧にお答えします。以下は、予防接種外来でよくいただく質問例です。
・どの注射をどのタイミングで予約すればいいの?
・ワクチンの副反応って何?
・予防接種の後は、お風呂に入ってもいいの?
・予防接種後に気を付けることは何?
・ワクチンの予定がずれてしまったら、どう計画したら良いの?
予防接種は、ワクチンによって接種する年齢や回数・間隔が異なります。当院ではお子さん1人1人に合わせたスケジュールを立てています。一般小児外来とは別の時間帯で行うため、感染症をもらう心配が少なく、安心して受診いただけます。また、予防接種の際には育児や栄養(離乳食)、スキンケアなどのご相談もお受けしています。

学童には「夕方ワクチンタイム」を!

学童期においても、2種混合(DT)や日本脳炎(第2期)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、季節性インフルエンザなど打つべき予防接種があります。当院は、週1回(火)のみですが、夕方の時間帯にもワクチン外来枠を設けました。なかなか昼間に来院することが難しい学童の方は、ぜひこの時間の枠をご活用ください。なお、夕方枠ではワクチンデビュー外来の対応はしておりません。

予防接種の副反応

ワクチンを接種した後に出る反応を「副反応」といいます。熱が出たり、機嫌が悪くなったり、接種した部分が赤くなったりすることがありますが、たいていは数日以内に自然に治ります。はじめての予防接種では、副反応についての対処法などを説明し、安心して接種いただけるようサポートいたします。

ご予約方法について

予防接種(ワクチンデビュー外来を含む)を希望される方は、予防接種外来枠からご予約ください。「ワクチンデビュー外来」は出生した日からご予約可能です。定期接種(公費負担)の場合は北広島市から送られてきた予診票に必要事項を記入の上、ご持参ください。任意接種(自費)の場合は、事前にWEBから希望される予防接種の予診票にご入力ください。なお、定期予防接種の予診票はWEBからは入力できません。

※なお、0歳のお子様の予防接種につきましては、毎週火曜日夕方に設けている、予防接種の時間帯のご予約はお取りいただけません。

当日の持ち物

・保険証(診察券)
・母子健康手帳
・定期接種の場合は、予防接種問診票(予診票)

予防接種の説明や副反応の確認が必要ですので、お時間に余裕を持ってご来院いただけると幸いです。