子どもに多い病気

便秘症(子どもの便秘)

1.子どもの便秘とは?

子どもの便秘はとてもよくある悩みで、10 人に 1 人ほどが経験します。

「うんちが出ない」だけでなく、出すときに痛がったり、お腹が張って苦しそうにしたりするのも便秘のサインです。

毎日出ていたのに急に 3 日に 1 回になったり、踏ん張るときに足をクロスさせてお尻を締めるような姿勢をとる場合も注意が必要です。

便秘が続くと、うんちが硬くなり、ますます出しにくくなる悪循環に陥ります。

水分をしっかりとる、食事内容を見直すなどの工夫は大切ですが、改善しないときは小児科での相談がおすすめです。

2.便秘の見分け方とは?

◇便秘の見分け方としては、うんちの回数だけで判断せず

・顔を真っ赤にして踏ん張る

・うんちに血がつく

・お腹が張って苦しそう

・出し切れていない感じがある

・便の色やにおいがいつもと違う

・食欲が落ちている

などのサインにも注目しましょう。

離乳食を始めたばかりで 3 日に 1 回やわらかいうんちが出て元気なら心配ないことが多いですが、硬くて小さいうんちが続く場合は便秘の可能性が高いです。

◇次のチェックリストも参考になります。

・3 日以上うんちが出ていない

硬いコロコロ便

・排便時に痛がる

・お腹の張りや痛み

・便の色やにおいの変化

食欲低下や機嫌の悪さ

いくつか当てはまる場合は、早めに相談してみてください。

お子さんの「毎日すっきり」を一緒にサポートしていきましょう。

3.子どもの便秘を改善するには?

子どもの便秘を改善するには、まず生活リズムを整えることが大切です。

朝は少し早めに起きて朝ごはんをゆっくり食べ、トイレに座る時間をつくるだけでも効果があります。

全部を一度に変える必要はなく、「できることから」がポイントです。

食事は特定の食材を大量に食べるより、毎日のバランスが重要です。

水分や食物繊維だけを増やしても改善しないことが多く、海外のガイドラインでも 普通の量で“ OK とされています。”

また、便意を感じたら我慢しないことも大切です。

我慢が続くと便が硬くなり、悪循環につながります。

必要に応じて、便を柔らかくする薬や腸の動きを整える薬、浣腸、漢方などを使うこともあります。

薬は「うんちは痛くない」という感覚を取り戻すためのサポートとして使われます。

4.理想の排便習慣とは?

理想のうんちは「バナナ形でツルッと出る柔らかさ」。

この状態を目指して生活を整えていきましょう。

便秘が続くときは、うんちの回数や形、出たときの様子を記録する“お通じ日記”もおすすめです。

楽しく続けられる工夫をしながら、お子さんのすっき”り習慣を育てていきましょう。

もし、お子さんの排便について心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。