子どもに多い病気
起立性調節障害(OD)
1.起立性調節障害(OD)とは?
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation)は、思春期前後の子どもに多い、自律神経のバランスがうまく取れなくなる状態です。
朝起きられない、立つと気分が悪くなるなどの症状が続き、「怠けている」と誤解されやすいため、子どもが自信をなくしたり、学校に行けなくなったりすることもあります。
2. どんな症状が出るの?
次のような症状がいくつか当てはまる場合、起立性調節障害の可能性があります。
- 立ちくらみ・めまい:立つと気持ち悪くなり、ひどいと倒れそうになる
- お風呂やストレスで気分が悪くなる:特定の場面で体調が悪化しやすい
- 少し動いただけで動悸・息切れ:軽い運動でもしんどく感じる
- 朝起きられない、午前中に弱い:朝は特に体が動かない
- 顔色が青白い
- 食欲がない
- おへその周りが痛いということがある
- だるさ・疲れやすさ
- 頭痛がある
- 乗り物酔いしやすい
3. どうやって診断するの?
起立性調節障害は、症状をもとに診断するタイプの病気(症候群)です。
まずは他の病気がないかを確認し、そのうえで生活の様子や治療への反応を見ながら判断します。
自律神経のバランスを整えることが大切です。
4. 治療やサポートのポイントは?
日常生活の工夫で良くなることも多く、次のような対策が大切です。
1.規則正しい生活
自律神経を整えるために、生活リズムをできる範囲で整えましょう。
2.水分と塩分をしっかり
水分と塩分が不足すると症状が悪化しやすいです。
朝ごはんを和食にして、味噌汁などで塩分を補うのもおすすめです。
3.運動
下半身の筋肉をつけると、血流を助ける「筋肉ポンプ」が働きやすくなります。
無理のない範囲で続けることが大切です。
4.日常生活での工夫
急に立ち上がらない、ふらついたらすぐ座るなど、ちょっとした工夫で負担を減らせます。
5.薬による治療
必要に応じて、血圧を上げる薬や自律神経のバランスを整える漢方薬が使われることがあります。
5. 起立性調節障害について(保護者向け説明資料)
https://fvillage-kodomocl.com/wp-content/uploads/2026/01/起立性調節障害.pdf
