子どもに多い病気
マイコプラズマ
1.マイコプラズマってどんな病気?
マイコプラズマ肺炎は、子どもに多く、特に 5〜14 歳 でよく見られますが、乳幼児でもかかることがあります。
特徴的なのは、長く続く咳です。
発熱は数日で下がることもありますが、咳だけが 2〜3 週間以上 続くことも珍しくありません。
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという非常に小さな細菌の仲間が原因で起こる呼吸器の感染症です。
この病原体は、一般的な細菌よりもシンプルな構造で、病原性(体を傷つける力)は強くありません。
ただし、気道の中に集まりやすい性質があり、集積すると炎症を起こしやすくなるため、肺炎の原因になることが多いのが特徴です。
2.どのような症状があるの?
・発熱(高熱になることも、微熱程度のこともある)
・ 乾いた咳(コンコンとした咳が長く続く)
・ のどの痛み
・ だるさ、食欲低下
症状が軽い場合もありますが、咳が長引くのが特徴です。
3.病院を受診する目安はあるの?
次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
・ 咳が 5 日以上続いている
・ 熱が 3 日以上続く
・ 夜も眠れないほど咳がひどい
・ 呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
・ 顔色が悪い、ぐったりしている
・ 食事や水分があまり取れない
特に小さなお子さんは症状が急に悪化することもあるため、気になるときは無理せず受診してください。
4.治療方法は?
マイコプラズマには、通常の風邪薬では効果がありません。
マイコプラズマに効く抗菌薬(抗生物質) を使って治療します。
・ 抗菌薬を飲み始めると、熱は数日で下がることが多い
・ 咳はしばらく続くことがあるが、徐々に軽くなる
・ 処方された薬は、指示通り最後まで飲み切ることが大切
また、咳がつらい時は、加湿や水分補給などのケアも役立ちます。
5.入院が必要になるのはどんな時?
マイコプラズマ肺炎は多くの場合、外来で治療できますが、次のような場合には入院が必要になることがあります。
・ 呼吸が苦しそう、息が早い、胸が大きくへこむなど呼吸困難のサインがある
・ ぐったりして元気がない、意識がぼんやりしている
・ 水分が十分に取れず、脱水の心配がある
・ 高熱が続き、体力の消耗が激しい
・ 抗菌薬を飲んでも症状が改善しない
入院では、点滴や酸素投与など、必要に応じた全身管理が行われます。
